お知らせ
Ⅰ)地域包括ケア病床とは
急性期治療を経過し、病状が安定した患者様に対して、在宅や介護施設への復帰に向けた医療や支援を行う病床です。
心身が回復するよう医師や看護師、病棟専従のリハビリスタッフにより、在宅復帰に向けて治療・支援を行っていきます。
また、病棟専任の医療ソーシャルワーカーが患者様の退院支援、退院後のケアについてサポートさせていただきます。
Ⅱ)対象となる患者様
◆ 急性期治療後、病状が安定したものの、もう少し経過観察が必要な方
◆ 症状が安定し、在宅復帰に向けたリハビリテーションが必要な方
◆ 在宅や施設への退院に向けて調整、準備が必要な方
◆ 介護者の休養のための一時的入院の方
◆ 短期手術入院の方
◆ 糖尿病の血糖コントロールや教育入院の方
Ⅲ)入院費について
他病棟とは異なり「地域包括ケア病棟入院医療管理料1」を算定します。この入院料には、入院基本料・薬や注射・検査(画像診断)・リハビリテーション等が含まれます。75歳以上の後期高齢者の方の場合、ほとんどの場合は増額はございません。
詳しくは病院事務スタッフまでお問合せ下さい。
Ⅳ)入院に対する留意点
入院費は医療保険が適用されます。
なお、入院期間は地域包括ケア病床に入院、他病棟より転棟してから1か月~最大60日間とし、あらかじめ期間を決めて利用していただきます。
Ⅴ)カンファレンス

地域包括ケア病床では毎月1度は医師、看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカー等によるカンファレンスを行います。60日以内という入院期間の中で、早期に退院後の生活をイメージしながら、他職種スタッフでカンファレンスを重ね、患者様が笑顔で退院される事を目標にします。
Ⅵ)リハビリについて
地域包括ケア病床では、医師の指示のもと、患者様の状態に合わせたリハビリ計画を立て、個別リハビリや自主トレーニングの提案などを行います。筋力訓練や歩行訓練などの身体機能訓練だけでなく、病棟スタッフなどと連携し、食事やトイレ動作などの日常生活動作が安全に行えるよう環境設定なども検討します。
退院後の生活を見据えた提案や助言を本人・ご家族へ行い、いつまでも住み慣れた環境で自立した生活が送られるよう患者様に寄り添ったリハビリを心がけます。
医療法人倚山会 田岡病院